治療以外にもさまざまな仕事

歯科医になるための勉強内容

ここでは歯科医師と医師の違いについて説明します。
歯科医師と医師は同じではないのか?と思う方がいるかもしれませんが、実際には全く違います。
目指す方向性によって勉強する内容が大きく異なるため、しっかりと歯科医師と医師の違いを理解しておきましょう。

まず歯科医師について説明します。
歯科医師は歯を専門的とする医師のことです。
歯科医師になるためには、歯学部への入学が必要です。
歯学部にて6年間の教育を受けなければいけません。
歯学部の勉強内容では、基礎科目とされる解剖学や生理学など、医学部と同様の勉強をする教科も存在します。

これらの基礎科目の他に、口腔外科学や歯科矯正学など口の中に関する勉強もしっかりと6年間を通して学んでいきます。

医師になるための道

歯科医になるためには、歯学部での勉強を行なった後に歯科医師国家試験に合格することが必要です。
免許取得後は、1年以上の臨床研修を受けなければいけません。

しかし、医師になるためには違う道を歩む必要があります。
医師になるためには、まず医学部に入学しなければいけません。
医学部で6年間の教育を受けたのちに、医師国家試験を受験します。
医師国家試験に合格した方は、1年以上を臨床研修医として経験を積む必要があるのです。

そのため医師と歯科医師は、それぞれ道が大きく異なります。
自分はどちらの道に進みたいのか、事前に整理しておくことが大切です。
どちらにも共通して言えることは、決して簡単な道ではないということです。
人の命に関わる仕事になるため、医師や歯科医師になるための壁はとても高いものと言えるでしょう。